防臭力コスパ最強!臭いが漏れないおむつ用ごみ箱「ubbiおむつペール」

 新生児の頃はまだまだ臭いも少ない排泄物ですが、成長につれて排泄物の臭いもきつくなってきます。

 しかし、店舗に置いてあるおむつ用のごみ箱の多くは、専用カートリッジ(ごみ袋)が必要であり、気軽に購入してしまうとランニングコスト(維持費用)が非常に高価になってしまう、なんてことも考えられます。

 そこで、本記事では、専用ごみ袋のいらず、ランニングコストのかからないおむつ用ごみ箱「Ubbi おむつペール」を、実際に3年間使ってみた感想とレビュー、商品特徴を紹介します。

1.おむつ用ごみ箱を選ぶ際の注意点

 まずはじめに、おむつ用ごみ箱を選ぶ際の注意点(選び方)については、以下の通りです。なお、後述する「Ubbi おむつペール」は、これらの注意点を全て満たしています。

  • 【おむつ用ごみ箱を選ぶ際の注意点】
  • ・コストは初期費用と維持費用で確認する
  • ・防臭力は構造と材質で確認する
  • ・子どもが誤操作しにくいものを選ぶ
  • ・部屋の雰囲気を乱さないものを選ぶ
  • ・内容量の大きいものを選ぶ

1-1.コストは初期費用と維持費用で確認する

 冒頭でも少し記載しましたが、おむつ用ごみ箱は、初期費用だけで安価なものを選んでしまうと、結果的に損してしまう可能性があります。

 何故なら、初期費用の安いおむつ用ごみ箱の多くは、材質が安価なもの(臭い移りしやすいプラスチック製等)でできているだけでなく、専用カートリッジ(ごみ袋)が必要な場合が多い為です。

 専用カートリッジは、1,500~2,000円前後(おむつ150個分程度)であり、交換頻度の低い幼児であれば1ヵ月弱は使えますが、交換頻度の高い新生児であればあっという間に無くなります。

 セール等で安く購入したとしても、専用カートリッジ代だけで、毎月1,500円×1年=18,000円(新生児~乳児ならさらに増加)となり、維持費用を含めると非常に高価となってしまいます。

 専用カートリッジの中には、防臭・抗菌効果の高いものもありますが、初期費用だけでなく、維持費用まで良く検討したうえで選ぶようにすると良いでしょう。

1-2.防臭力は構造と材質で確認する

 また、おむつ用ごみ箱の防臭力は、構造と材質で決まると言っても過言ではありません。

 基本的に、使用中の臭い漏れは「ごみ袋」又は「ごみ箱」の材質や構造に依存します。

 ごみ袋は、大きく分けて「防臭用ごみ袋」と「一般用ごみ袋」がありますが、防臭力を重視するのであれば、防臭用ごみ袋を選ぶ必要があります。なお、一般用ごみ袋では、「1時間~1日で袋に入っていない状態と同じ臭気になった」という臭い漏れ検証データもあるようです(疑似便と臭気計による検証)。

 但し、これらはあくまで「ごみ袋」自体の性能であり、実際に使用する際には、ごみ袋の投入口を密閉しておかなければ、十分な防臭効果を発揮できません。

 「ごみ袋の投入口からの臭い漏れ」と「ごみ袋を透過した臭い」が外部に出ないようにする為に、ごみ袋の投入口をしっかりと密閉し、かつ臭いが透過しにくい構造のごみ箱が必要になります。

 ごみ箱の密閉構造は、大きく分けて「ごみ袋の投入口をゴムパッキンで密閉する構造」と「おむつを個別包装しながら収納する構造」のものがあります。

 「ごみ袋の投入口をゴムパッキンで密閉する構造」は、その構造上、投入口を密閉している部分(ごみ箱)に臭いが移りやすくなります。

 反対に、専用カートリッジを用いた「ごみ袋に個別包装しながら収納する構造」であれば、その構造上、ごみ箱に臭いが移りにくいメリットがあります。

 しかし、いくら防臭効果の高い袋や個別包装を使用していても、何日間もおむつを保存していると、ごみ箱の内部に多少の臭い漏れが出てしまう場合もあります。

 プラスチック製のごみ箱は、比較的に安価な一方で、一度臭い移りが発生してしまうと、その臭いを除去することは非常に困難です。

 ごみ箱に何も入っていないのに、ずっと排泄物の臭いがする、といったことも少なくありません。

 何年間も使用する(子どもを複数人育てる)予定の場合や、おむつの時期を過ぎてからも、生ごみ用などで活用したい場合は、ステンレス等の金属製のごみ箱を選ぶようにすると良いでしょう。

1-3.子どもが誤操作しにくいものを選ぶ

 また、おむつ用のごみ箱は、ハイハイやつたい歩きが始まった子どもが触っても安心できる構造である必要があります。

 おむつ用のごみ箱の中には、「おむつを上から突っ込むだけ」「ふたを開けて投入するだけ」「自動で開閉する」といった簡単な操作を宣伝している製品もありますが、ロック機能のないものは、子どもが誤って触ってしまった際に非常に危険です。

 単に、おむつが散らばってしまうだけであればまだしも、子どもが排泄物に触れて感染症にかかってしまったり、ごみ袋で窒息してしまう等、思わぬ事故を引き起こしてしまうリスクもあります。

 おむつ用のごみ箱を、手の届かない高い場所に置くことは抵抗がありますし、「簡単操作」でも「ロック機能」のあるごみ箱を選ぶようにすると良いでしょう。

 また、子どもが触って倒してしまった際に、中身が出てこない(壊れない)頑丈なものを選ぶようにすると良いでしょう。強度の面から見ても、プラスチック製よりも金属製の方が望ましいと考えられます。

1-4.部屋の雰囲気を乱さないものを選ぶ

 意外と忘れがちですが、ごみ箱の中には「いかにもごみ箱です」と主張しているデザインのものがあります。

 使用頻度が高いおむつ用のごみ箱は、手の届くところに置いておく機会も多い為、どう見ても"ごみ箱"というデザインのものは、部屋の雰囲気をぶち壊しにしてしまう可能性があります。

 置く場所や部屋の雰囲気に合わせて、デザインや色を選ぶようにすると良いでしょう。

1-5.内容量の大きいものを選ぶ

 前述で少し触れた通り、ごみ箱そのものが密閉構造であっても、ごみ箱とごみ袋の間には、多少の臭いが発生してしまいます。

 その為、ごみ袋を交換する際には、どうしても多少の臭いを感じることが多い為、その交換頻度が少ない方が負担が少なくて済みます。

 長期間保存しすぎると衛生的にも良くない為、あまりに大きすぎるものは必要ないかもしれませんが、数日間分は収納できる容量(おむつ25~50個程度)のものを選ぶと良いでしょう。

2.「Ubbi おむつペール」実体験レビュー(良い点)

 続いて、様々なおむつ用ごみ箱を実際に使用してきた筆者がオススメする「Ubbi おむつベール」を紹介します。


  • 【「Ubbi おむつペール」の特徴】
  • ・専用カートリッジ(専用ごみ袋)が不要
  • ・ゴムパッキンによる確実な密閉構造
  • ・スチール製であり頑丈かつ臭い移りが少ない
  • ・ロック機能があり子どもの誤操作に強い
  • ・色やデザインが多く部屋の雰囲気に合わせやすい
  • ・内容量が大きく負担が少ない
  • ・シンプル設計で分かりやすく壊れにくい

2-1.使用中の臭い漏れ"なし"

 筆者の家庭では、100円ショップの安価なごみ袋を「Ubbi おむつベール」にセットして使用していますが、使用中の臭い漏れは一切感じません。

 ソファや書棚の隣など、レイアウトに合わせて様々な場所で使用していましたが、「臭いが漏れてる?」と感じたことは一度もないほどです。

 一般用の非常に薄いごみ袋でここまで臭い漏れがないのは、材質(コーティングされたスチール製)とゴムパッキンによる密閉性が関係しているのかもしれません。

 実際に楽天市場のレビュー(「楽天市場で見る:Ubbi おむつペール」)を見ても、使用中の防臭力について低評価されているものはほとんど見当たりません。


2-2.子どもによる誤操作"なし"

 また、「Ubbi おむつペール」には、非常に簡単なロック機能が付いています。取っ手を少しだけひねる簡単な構造ですが、ロックとアンロック(解除)の状態が分かりにくい為、子どもの誤操作を避けることができます。

 実際に、筆者の家庭では、3歳を過ぎる頃まで、子どもだけでロックを解除できることはありませんでした。子どもに解除方法を教えても、ロック解除→取っ手を開閉、という一連の操作をすることが難しかったようです。

 言葉で「ダメ」が分かるようになった3歳頃からは、操作を覚えることで自分でごみ捨てもできるようになる為、「赤ちゃんには操作できない」けど「3歳児でも操作できる簡単さ」を持っている絶妙なロック機能と言えそうです。

 但し、ロック機能に関しては個人差があると考えられる為、ロック開閉操作は、子どもに見られないように注意しておいた方が無難かもしれません。


2-3.時間経過による経年劣化"なし"

 また、「Ubbi おむつペール」は、コーティングされた金属で作られている為、時間経過による経年劣化がほとんどありません。

 子どもが小さい頃には、倒したり転がして遊んでいたこともありましたが、未だに購入したてと見間違えるほどに綺麗です。

 当然、使用状況や環境によって劣化状況は異なると考えられますが、筆者の家庭では購入から3年以上が経過しても綺麗な状態を保っています。


2-4.部屋の雰囲気への影響"なし"

 さらに、「Ubbi おむつペール」は、縦長のスタイリッシュな形で15色のカラーから自由に選ぶことができます。

 部屋の雰囲気に合わせて選べば、他のおむつ用ごみ箱のように部屋の雰囲気を壊すことがなくなります。

 シンプルな形状である為、100円ショップ等でも売られている模様替え用の壁紙を貼ることもできそうです。

2-5.専用ごみ袋の購入・管理"なし"

 また、「Ubbi おむつペール」は、おむつ用ごみ箱専用のカートリッジが必要なく、一般用のごみ袋(30L以上推奨)で利用することができます。

 なお、メーカーからおむつペールにぴったり合うごみ袋が販売されており、そのサイズが「49.2L」となっている為、100円ショップ等でごみ袋を購入する場合は、その前後(30~50L程度)を目安に購入すると良いかもしれません(筆者の家庭では、45Lごみ袋を使用)。

 筆者の家庭では、使用中の臭い漏れは経験していませんが、どうしても臭い漏れが気になる場合は、BOS防臭袋(20L)を利用することもできます(「楽天市場で見る:BOS 20L 防臭袋」)。

 但し、推奨サイズ以下である為、使用は自己責任でお願いします(取付口が小さいので、取り付けは可能です)。


2-6.使用方法の悩み・不安"なし"

 また、「Ubbi おむつペール」は、スライド式で開閉するシンプル設計である為、他の複雑なごみ箱と比べて、使用方法の悩みや不安がありません。

 どんなごみ箱でも慣れてしまえば関係ないかもしれませんが、使い始めからスムーズに使用できる点は、非常に魅力だと考えられます。

 特に、初めての育児でバタバタしている新米ママ(パパ)にとっては、覚えることがひとつでも少ない方が良いことは言うまでもありません。

3.「Ubbi おむつペール」実体験レビュー(悪い点)

 ここまで、良い点ばかり紹介してきました「Ubbi おむつペール」ですが、残念ながらその構造上、少しだけ悪い点もあります。

3-1.ごみ袋交換時の臭い漏れがある

 まずはじめに、おむつペールの中では、ごみ袋が口を開けて(密閉されずに)保管されている為、ごみ袋を交換する際の臭い漏れは避けられません。

 一般的なごみ袋は、中の空気を出してから結ぶことが推奨されている為、取り出したごみ袋の中の空気を出そうとすると、見事に強烈な臭いも一緒に出てきます。

 「Ubbi おむつペール」に限らず、ごみ箱の構造上、避けられないことかもしれませんが、交換時の臭い漏れは発生してしまうことに注意しましょう。

 交換時の臭い漏れも避けたい場合は、BOS防臭袋(S~SSサイズ)で個包装してから捨てるしかなさそうです(「楽天市場で見る:BOS 防臭袋」)。

 BOS防臭袋(S~SSサイズ)は、200枚1,500~2,000円前後で購入できますし、大便時などに限定して使い分けることもできる為、個別に使用した場合でも、専用カートリッジが必要な個包装のごみ箱よりは安価になると考えられます。

3-2.ごみ箱内部の臭い残りが多少ある

 また、一般用のごみ袋を使っていると、ごみ袋から漏れ出た臭いがごみ箱内部に付着することがあります。

 使用済みのごみ袋を処理した後に、新しいごみ袋を設置する必要がありますが、その際にも排泄物の臭いが充満していることがあります。

 こちらも「Ubbi おむつペール」に限らず、ごみ箱の構造上、避けられないことかもしれません。

 但し、「Ubbi おむつペール」は、他のごみ箱と異なり、材質が金属製である為、定期的な中性洗剤での拭き取りでかなり臭いを抑えることができます。

3-3.実店舗での取り扱いが少ない

 こちらも「Ubbi おむつペール」の商品自体の直接的な悪い点ではありませんが、実店舗での取り扱いが少ないです。

 その理由は分かりませんが、実際に手に取って確認したい方からすると、実店舗での取り扱いが少ないことは大きなデメリットかもしれません。

 実際に、筆者の家庭の近くにある赤ちゃん用品店には、専用カートリッジが必要なごみ箱しか売られていませんでした。

 手に取らなくても分かりやすいように、可能な限り写真やサイズ感を掲載しておきますので、参考にして頂ければ幸いです。

4.「Ubbi おむつペール」は本当にオススメ!

 最後に、「Ubbi おむつペール」は、本当にオススメの商品です。

 筆者個人としてもオススメですが、楽天市場での口コミも高評価多数であり、安心できる商品だと考えられます。

 ごみ箱の臭い漏れが気になっている方や、おむつ用ごみ箱を探している方は、ぜひ一度検討して頂ければ、と思います(「楽天市場で見る:Ubbi おむつペール」)。