【最新】夫婦で育児休業したらしてみたいこと26選!
近年では、「男性も育児休業するもの」や「育児は夫婦でするもの」という意識が社会に浸透しつつあり、夫婦で育児休業したい、と考えている家庭も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、長期育児休業を実際に取得して、夫婦で様々なことに挑戦してみた筆者の経験を基に、夫婦で育児休業したらしてみたいこと26選をまとめて紹介しています。
- 夫婦で育児休業を活かす心得
-
夫婦で育児休業したら挑戦すること26選
- 最大限に育児に専念してみる
- 本格料理に挑戦してみる
- 家庭菜園に挑戦してみる
- おもちゃを全て手作りしてみる
- ベビー服を全て手作りしてみる
- 離乳食の達人になってみる
- 近隣の公園を制覇してみる
- 全国スタンプラリーを制覇してみる
- 四国八十八か所を制覇してみる
- 日本一周旅行をしてみる
- 世界一周旅行をしてみる
- 田舎生活を体験してみる
- 生活を一から見直してみる
- 地域活動の達人になってみる
- ルーティンをこなしてみる
- 副業で実力を試してみる
- 家事を極限まで効率化してみる
- 断捨離で心機一転してみる
- 海外ドラマを制覇してみる
- 各地のお祭りを巡ってみる
- 自分で図鑑を作ってみる
- 写真の腕を磨いてみる
- 自分磨きに励んでみる
- 災害に備えて訓練してみる
- 週末起業で独立してみる
- 家族の成長記録を作ってみる
- 夫婦で育児休業する際にやってはいけない注意点
- 育児休業を家族全員の貴重な経験にしよう
1.夫婦で育児休業を活かす心得
まず、夫婦で育児休業中にすることを紹介する前に、育児休業を活かす為に必要な"心得"を紹介します。
1-1.貴重な長期休業を最大限に活かす
この記事にたどり着いたほとんどの方が、既に心得ていることだと考えられますが、長期休業は人生の中で非常に貴重な経験になるはずです。
育児休業以外に、無条件に給付金を受け取りながら長期間休業できる機会はほとんどありません。
十分な不労所得を手に入れない限り、手に入らない経験と言っても過言ではない貴重な時間である為、その時間を大切にし、最大限に活かすつもりで、色々と計画しておくと良いでしょう。
1-2.普段の土日でもできることは後回しにして
貴重な時間を大切にするために、あれやこれやとやりたいことが出てくることもあるかもしれません。
そういった際には、せっかくの"長期休業"である為、普段の土日でもできるようなことは後回しにしてしまった方が良いかもしれません。
人生の中でどうしてもしたいことでない限り、働いていても帰宅後や休日にできるようなことは後回しにして、長期休業してなければできないことに時間を使うようにすると良いでしょう。
但し、「休日でもできるようなこと」は、人によって異なります。勉強が得意な人であれば、普段の休日でも十分に資格取得などができるかもしれませんが、勉強が苦手な方は、長期休業の方が資格取得の勉強をしやすいかもしれません。
自分の特性に合わせて、行動の優先順位を決めていくと良いでしょう。
1-3.復職後に活かせる経験を優先して
また、「朝から晩までゲームをしたい」「100m走を早く走れるように特訓したい」というようなことは、その分野で活躍する方でない限り、あまり将来の役に立ちません。
もちろん、せっかくの休業中である為、全ての行動が復職後に活かせる行動である必要はないかもしれませんが、単に時間を浪費してしまうような行動は、本記事の趣旨から考えても、あまりオススメできません。
復職後の"仕事"に活かせない場合でも、できる限り復職後の"家族"や"人生"に活かせるような行動を計画すると良いでしょう。
2.夫婦で育児休業したら挑戦すること26選
続いて、本記事の本題である「夫婦で育児休業したら挑戦すること26選」を紹介します。
2-1.最大限に育児に専念してみる
育児休業の趣旨でもある"育児"に専念してみるということが考えられます。
一般的な家事やおむつ交換、授乳(ミルク含む)、沐浴などは、やっていて当たり前のことですが、さらにその上を目指してみることもできます。
育児には上限がなく、正解もない為、突き詰めれば、いくらでも学び、考えることがあります。
例えば、乳幼児の教育方法や行動心理について学び、普段の関わり方を見直すことができます。
また、手遊びや歌について学び、一緒に身体や五感を働かせながら、成長の手助けをしていくこともできます。
反対に、最低限の手助けだけに留めて、子ども自身の経験を通じて学びを深めてもらうこともできるでしょう。
育児本によって書かれていることが異なっていたり、育児本の中でも矛盾していることが記載されていることも少なくないのが、育児です。
そんな奥が深い育児に、真正面から向き合ってみることも面白いかもしれません。
なお、当然ながら、育児に最大限に専念しない場合でも、最低限の育児はこなしておく必要はあります。育児に自信が無い男性向けに、男性が取り組んでおくべき最低限の育児リスト「育児休業する男性がすべき育児リスト!鍵は主体性を持つこと!」でも、詳しく紹介していますので、参考にして頂ければ幸いです。
2-2.本格料理に挑戦してみる
続いて、料理好きな方であれば、育児休業中に本格的な料理に挑戦してみる、ということも面白いかもしれません。
例えば、ラーメンや蕎麦を麺から作る、カレーをスパイスで作る、ピザを生地から作る、といったことが考えられます。
もっと本格的にするならば、小麦を育てて小麦粉から作る、和風スパイスを探求する、ピザを焼く窯を作る、といったこともできるかもしれません。
一見すれば、復職後の人生に役立たないように感じるかもしれませんが、一から料理をすることで、普段の料理の質を少し高めることができる可能性があります。
衣食住と言われるように、食は人間の大切な一つの要素である為、質を高めることは無意味ではないはずです。
普段は、時間や手間の都合上、簡便な調味料や出来合いのものを活用していることが多いかもしれませんが、育児休業の時間を活用して、ひと手間かけた料理を楽しんでみることも良いかもしれません。
2-3.家庭菜園に挑戦してみる
続いて、自然や食育に興味がある方は、育児休業中に家庭菜園に挑戦してみる、といったことも面白いかもしれません。
前述した小麦や和風スパイスを育てても良いですし、離乳食で使われるような食材を無農薬で育ててみるのも面白いでしょう。もちろん、節約の為に、自分たちが良く消費する食材を育てても構いません。
子どもと一緒に畑を耕し、野菜を育て、収穫することで、子どもの食への関心が高まる効果も期待できます。
「子どもの食育」「野菜購入費の節約」「自然とのふれあい」等、多くのメリットが考えられる為、人によっては一石三鳥になるかもしれません。
なお、アパート暮らし等で畑を持っていない方でも、地域の自治体が管理している農園(市民農園など)を年間数千円で借りることができ、家庭菜園を楽しむことができます。
地域によっては競争率が高く、なかなか借りられない場合もある為、育児休業中に家庭菜園を楽しみたい場合は、早めに確保しておくと良いかもしれません。
2-4.おもちゃを全て手作りしてみる
続いて、裁縫やDIYが好きな方であれば、育児休業中に育児に使うおもちゃを全て手作りしてみる、といったことも面白いかもしれません。
小さな乳幼児が扱うおもちゃは、安全上の観点から、大きく丸みのあるものが多い為、意外と簡単に手作りすることができます。
但し、乳幼児が扱うおもちゃは、成長に合わせた特性(にぎりやすい等)がよく考えられています。個人利用の範囲であれば、市販のものを真似て作ったとしても違法にはならない為、おもちゃ屋さんやインターネットで、デザインや形状をよく観察し、そのおもちゃを真似ながら、木材や布などで手作りしていくと良いでしょう。
また、舐めても問題ない材料や塗料を使用する、破損した場合に誤って飲み込んでしまわないような構造とする等、安全面に細心の注意を払うことを忘れてはいけません。
「消費者庁:安全面に配慮された製品に関する取組」で紹介されているような各規格を参考に、安全面について学びを深めていくことも面白いでしょう。
2-5.ベビー服を全て手作りしてみる
また、裁縫やファッションが好きな方は、育児休業中にベビー服を全て手作りしてみる、といったことも面白いかもしれません。
こだわりの生地やデザインで、一からベビー服を作ることができれば、可愛い我が子をより可愛くすることができます。
また、子どもに好きな生地やデザインを選んでもらい、その生地で子ども服を作ってあげれば、子どもの衣類への関心が高まる効果も期待できます。
乳幼児の頃は、多くの肌着が必要であり、全て手作りすることはなかなか難しい為、上着や祝い着だけ手作りするようにしても良いかもしれません。
なお、こちらも安全面に最低限の配慮は必要である為、「消費者庁:安全面に配慮された製品に関する取組」で紹介されているような各規格を参考に、製作するように心掛けると良いでしょう。
2-6.離乳食の達人になってみる
続いて、育児休業中に離乳食の達人になってみる、ということも面白いかもしれません。
早ければ生後5ヵ月頃から離乳食が始まり、生後1歳から1歳半頃まで離乳食を作り続けなければいけません。
離乳食初期には、小さじ数杯分の少量ずつしか食べられない為、多くの場合、小分け冷凍保存やベビーフードに頼っていくことになります。
それを毎食手作りするだけでも意外と手間がかかります。離乳食に関する知識や経験が豊富で、単にゆでで潰すだけであれば、それほど負荷はかからないかもしれませんが、多くの場合、初めて離乳食を作るはずです。
初めて離乳食を作る場合は、調理器具や食器から揃える必要があったり、アレルギーや適齢期についても理解しておく必要があります。
食材ごとに調理工程を覚えなければいけませんし、その調理の程度(すり潰す、固形を少し残すなど)は、毎月のように徐々に変化していきます。
料理が好きな方であれば、そういった離乳の変化を捉えながら、全て手作りで行ってみるのも面白いかもしれません。
なお、離乳食に関する基本的な知識は、「【初心者向け】離乳食の基本!離乳初期の流れから参考例まで!」でも紹介していますので、参考にして頂ければ幸いです。
2-7.近隣の公園を制覇してみる
続いて、育児休業中に近隣の公園をひたすら制覇していくことも、なかなか面白いかもしれません。
特に、第二子誕生時に夫婦で育児休業した場合は、ある程度育児にも慣れている為、日中の空き時間が増えるはずです。
妻と生後間もない子どもは外出することが難しい為、外出できない上の子のストレスが溜まってしまうことも考えられます。
そういった背景から、夫が上の子を連れて、公園や散歩に出かける場面が多くなってきます。毎回のように同じ公園に行っても構いませんが、どうせなら様々な公園を体験できた方が、子どもにとっても良い経験になるはずです。
地図にも載っていないような小さな公園も多数ある為、車や徒歩でひとつずつ探索していくことも面白いかもしれません。「○○市の公園は全て知っている」と、胸を張って言えることを目指せば、毎日の公園が楽しみになるかもしれません。
2-8.全国スタンプラリーを制覇してみる
また、旅行が好きな家族であれば、育児休業中に全国スタンプラリーを制覇してみることも面白いでしょう。
全国スタンプラリーは、育児休業に関係なく、休日の時間を活用して行っている方たちもいますが、短い休日だけで遠くのスタンプまで全て制覇することは難しいものです。
育児休業という長期休業を利用して、全国スタンプラリーを制覇してみるのも面白いかもしれません。
但し、免疫が低下している産後数ヵ月以内、及び多くの予防接種を受けられていない生後6ヵ月以内は避けて、旅行を計画するように心掛けましょう。
また、小さな子どもを連れて公共交通機関を使うと、感染症や授乳、おむつ交換など、多くのことを心配しなければいけない為、慣れないうちは自家用車での移動の方が便利かもしれません。
自家用車でも回りやすく、安定して開催されているスタンプラリーとしては、「道の駅公式HP:スタンプラリー」や「JAF公式:ドライブスタンプラリー」等が有名です。
なお、小さい子どもを連れて初めて旅行される方は、乳幼児と旅行する際の必需品と注意点【リスト有】でも詳しく紹介していますので、参考にして頂けると幸いです。
2-9.四国八十八か所を制覇してみる
「全国スタンプラリーは難しすぎる」という方は、育児休業中に四国八十八か所を制覇してみることでも面白いかもしれません。
そもそも四国八十八か所は、終わりのない(何度も回る)巡礼とも言われている為、制覇という表現が正しいかは分かりませんが、第一番札所「霊山寺」から始まり、第八十八番札所「大窪寺」まで、全て回ってみるのはいかがでしょうか。
余裕があれば、高野山まで行き、宿坊体験をしても良いかもしれません。なお、近年では、スタンプラリー感覚で、御朱印(納経)だけもらっていく方たちも少なくないようですが、できる限り、各札所の中をしっかり回り、基本に従って参拝するようにしましょう。
しっかりと基本を守って回っていれば、同じように回っている方や、毎日特定のお寺で参拝している方に出会えることもあります。
また、四国八十八か所は、お寺間の距離が遠い場所があったり、ロープウェイやお寺の納経時間が決まっていたりと、多くの制限がある為、基本を守らず、車で急いで参拝したとしても、約10日間は必要です。
反対に、基本を守ってゆっくりと参拝した場合でも、ロープウェイの時間や宿泊先をしっかりと確認しておけば、約14~16日間で参拝することができます(車移動の場合)。
「〇〇寺の納経が終わるまで時間がない!」等と急いで移動して、事故にあってしまっては本末転倒である為、時間にゆとりを持って計画することをオススメします。
2-10.日本一周旅行をしてみる
続いて、全国スタンプラリーと順番が逆になってしまいましたが、育児休業中に日本一周旅行も面白いかもしれません。
昨今では、感染症対策もあり、なかなか気軽に出かけにくいかもしれませんが、自家用車での移動+屋外であれば、ある程度は感染症のリスクも減らすことができると考えられます。
また、単に日本中の観光地を回るだけでなく、例えば、日本100名城や日本100名滝を巡る等の目的を追加すれば、自家用車での移動のメリットも得られます。
筆者が実際に日本旅行をした際に試してみて、意外と面白いと感じたことは、「カーナビを使わずに道路地図で移動する」という試みでした。
いつもカーナビに頼りっぱなしだった為、道路や観光地を全く覚えることができませんでしたが、道路地図を基に旅行することで、多くの道路やルートを覚えることができました。道路地図に旅のルートをなぞっていくことで、旅の思い出が深まったようにも感じます。
なお、実際に日本一周旅行に興味がある方は、「全日本道路地図 3版 (マックスマップル)」があれば、プランニングから移動まで無難に役立つ為、参考にして頂ければ幸いです。
2-11.世界一周旅行をしてみる
続いて、さらに規模を拡大して、育児休業中に世界一周旅行に出かけてみるのも面白いかもしれません。
2021年1月時点では、感染症の問題もあり、世界旅行は難しいですが、感染症が落ち着いてくれば、子どもを連れて旅行しやすい場所を中心に、旅行してみても良いかもしれません。
但し、新型コロナウイルスが落ち着いたからといって、感染症の心配が全くないわけではありません。
日本で流行していない感染症が流行していたり、医療体制が十分でないことで、万が一のワクチン接種ができなかったり、日本にはないリスクがあります。
海外渡航を計画している方であれば、誰でも知っていることかもしれませんが、「厚生労働省検疫所:FORTH」の情報を基に、海外渡航に必要な情報等を収集しておくことをオススメします。
いずれにしても1歳児未満の小さな子どもを連れて、医療体制が十分でない地域に旅行することはリスクが大きい為、ヨーロッパ一周旅行や北アメリカ一周旅行などの方が現実的かもしれません。
2-12.田舎生活を体験してみる
ここまでは、華やかな旅行系を紹介してきましたが、短期的に田舎生活を体験してみることもオススメできます。
こちらも産後初期には難しいかもしれませんが、少し育児が落ち着いてきた頃に、田舎でのんびり過ごしてみるのはいかがでしょうか。
興味がある方は、農林水産省の推奨している「厚生労働省:農泊」で紹介されているポータルサイトにて、体験内容や対象施設を調べることができます。
但し、このポータルサイトでは、電話予約が主な予約方法である為、少し抵抗がある方は、「楽天トラベル」でも多くの田舎体験が提供されている為、そちらも参考にして頂ければ幸いです。
なお、少し趣旨から外れてしまうかもしれませんが、田舎生活のメリットデメリットについて、「田舎暮らしは子育てに最適な環境か【自然派】」でも紹介していますので、参考にして頂ければ幸いです。
2-13.生活を一から見直してみる
また、小さな子どもを連れて色々と出かけることに抵抗がある方は、育児休業中に日常生活を一から見直してみることで、復職後の生活に役立てるといった方法もあります。
今まで残業が多く、仕事中心の生活になっていた方は、育児休業を機にワークライフバランスを見直してみても良いですし、生活習慣が乱れている方は、生活習慣を見直してみても良いでしょう。
特に、大人の生活習慣は、子どもの生活習慣にそのまま引き継がれやすいと言われている為、育児休業期間中に、家族全体の生活習慣を見直すことは大切だと考えられます。
生活改善の方法やそのメリットについては、「子どもの生活習慣の改善にも繋がる夫婦の生活改善!」でも紹介している為、参考にして頂ければ幸いです。
2-14.地域活動の達人になってみる
続いて、子どもが生まれてその地域に根強く住みたい、と考えている方であれば、地域活動に積極的に参加して、地域の協力者を増やしておくこともオススメです。
具体的には、地域の乳幼児交流会、パパママ交流会、子ども会、自治会などが考えられます。
各市町村の保健所や病院で紹介されている場合も多い為、そういった場所で情報を収集して、近くの交流会に参加してみてはいかがでしょうか。
子どもの就学や進学に合わせて親同士の交流も増えてくる為、今のうちに地域の交流を増やしておいて損はないはずです。
なお、どのような地域活動やボランティアがあるのか、については、「子育てにも活かせる地域活動やボランティア一覧!」にて詳しく紹介していますので、こちらも参考にして頂ければ幸いです。
2-15.ルーティンをこなしてみる
また、育児休業中に新たなルーティンを生み出し、家族の習慣をつけることで、育休中及び復職後の生活リズムをいまよりも正すことができます。
「継続は力なり」という言葉があるように、物事を習慣化することで、継続することができるようになり、家族の力に変えることができるはずです。
毎朝ランニングをする、毎晩寝る前に瞑想する、といった少し難しいことに限らず、朝起きたらオムツを交換する、といった当たり前の積み重ねでも構いません。
ルーティン化することによって、次に何をすれば良いのか、家族内で共有しやすくなり、自然と相互の協力を得やすくなると考えられます。
なお、子育て生活をルーティン化することによって生まれるメリットとその方法について、「【ルーティン】子育て生活を習慣化するメリットとその方法!」でも詳しく紹介していますので、参考にして頂ければ幸いです。
2-16.副業で実力を試してみる
続いて、副業で自分の実力や市場価値を測ってみる、というのも面白いかもしれません。
市場価値が十分にありそうであれば、今よりも良い環境で働くことができるかもしれませんし、反対に市場価値が低そうであれば、徐々に改善していかなければいけないでしょう。
いずれの場合でも、自分の新たな働き先を見つけたり、実力を高めることに繋がる為、副業で実力を試してみることには、十分な意義があると考えられます。
近年では、ダブルワークも一般化し始めている為、育児が少し落ち着いてくれば、副業について調べてみてはいかがでしょうか。
なお、育児休業中の副業には、通常時の副業とは異なる注意点もある為、もし興味がある場合は、「【2021年最新】育児休業中でもできるオススメの副業5選!」を一読頂ければ幸いです。
2-17.家事を極限まで効率化してみる
また、育児休業中に家事や育児を極限まで効率化することで、家庭内の負荷をとことん減らすことも面白いかもしれません。
特に、夫婦共働きの世帯は、育児休業が終わってからの生活をイメージして、家事や育児を休日にシフトしながら、平日の負荷を減らしていく必要があると考えられます。
家事の効率化を行うための本も多く出版されていますが、各家庭ごとに求められる家事や内容は異なっていることに注意しなければいけません。
例えば、衣類をとても大切にする家族に対して、「時短の為に、衣類は乾燥機にかけよう」なんて言っても、単なる手抜きになってしまいます。反対に、衣類をそこまで厳密に管理していない方であれば、ある程度の乾燥機も許容でき、効率化が見込めるかもしれません。
少し極端な例になってしまったかもしれませんが、家事効率本や他人の事例を鵜呑みにせず、各家庭に合った効率化を進めていく必要があると考えられます。
育児休業中の時間を活用し、ひとつひとつの家事や育児の進め方を、夫婦で話し合って見直していくと良いでしょう。
2-18.断捨離で心機一転してみる
続いて、生活の習慣化や家事の効率化を行っていく過程で、断捨離をしてみることも面白いかもしれません。
特に、独身時代に使っていた道具類や趣味のアイテムは、結婚して子育て生活が始まると、ほとんど使わなくなってしまうものもあります。
例えば、家族で一緒に遊びにくい古いゲーム機や、ギャンブルの本などは、子育て世帯にはあまり必要がないかもしれません。
独身や夫婦二人の時に使っていた不要なものを処分することで、「これからは子育て生活に切り替えるぞ!」というように、心機一転できるメリットもあります。
もちろん、お互いの物を勝手に捨ててしまうことがないように、十分に注意はしなければいけませんが、育児休業を機に、必要なものと不要なものを仕分けてみてはいかがでしょうか。
2-19.海外ドラマを制覇してみる
少し真面目な内容が続いていた為、少し気持ちを切り替えて、海外ドラマや映画を制覇してみることも面白いでしょう。
海外ドラマや映画が、育児や復職に直接役に立つことは、あまり想像できませんが、家事や育児の疲れを癒し、夫婦で共通の話題を作ることはできます。
海外ドラマや映画のセリフを真似しながら遊んだり、非常にしょうもないように思えますが、意外と本人たちは面白いものです。
海外ドラマや映画は、近場のレンタル店で借りても構いませんが、最近では、「日本最大級のビデオオンデマンド<U-NEXT>無料トライアル実施中!」や「【初回31日間無料/dTV】月額500円(税抜)で映画・ドラマ・アニメ・音楽ライブなど12万作品が見放題!」といった月額定額で、ドラマや映画を見ることができるサービスもあります。
レンタル店で借りるDVDとは異なり、様々なデバイス(PCやスマホ、テレビなど)で視聴することができますし、視聴本数に関係なく定額で利用できる為、費用を安く抑えられるメリットもあります。
とりあえず様々なドラマや映画を見て、面白そうなものだけ続けて視聴したいという方は、圧倒的に「U-NEXT」や「dTV」の方がお得だと考えられます。
なお、サービスごとの優劣は、「自分の利用したい環境でも視聴できるか」「見たいドラマや映画があるか」ということで変わると考えられる為、ここでは記載を避けておきます。
2-20.各地のお祭りを巡ってみる
家事や育児でインドア生活が続いている方は、育児休業中に各地のお祭りを巡ってみることも面白いかもしれません。
有名なものを挙げれば、青森県のねぶた祭り、徳島県の阿波おどり、京都の祇園祭などがあります。
もちろんこの他にも全国各地で、季節や昼夜を問わず、様々なお祭りが開催されています。
近場のお祭りを巡るのも良いですし、各地の有名なお祭りを制覇するのも良いでしょう。
そういったことを考えながら、「こっちの方がいい」「あっちも行ってみたい」等と家族で話し合いながら、プランニングしている時間が、意外と一番楽しいのかもしれません。
2-21.自分で図鑑を作ってみる
また、各地のお祭りや公園を制覇したいと考えている方は、合わせて自分だけの図鑑を作ってみるのも面白いでしょう。
具体的には、各地のお祭りの写真を使った「お祭り図鑑」、動物園の動物写真を使った「動物図鑑」、近隣の植物や生き物の写真を使った「生き物図鑑」など、自分たちが目で見た実物を、図鑑に収めていくことが考えられます。
子どもと一緒に図鑑を整理していくことで、子どもの知識や興味を広げることにも繋がります。
また、その図鑑に載っている全ての写真が、自分たちが実際に見て学んだ、良い思い出になるはずです。
子どもの方がどんどんのめりこんで、大人がついていけなくなってしまわないように、注意が必要かもしれません。
2-22.写真の腕を磨いてみる
続いて、オリジナルの写真図鑑を作っていく中で、写真の腕をとことん磨いてみることも面白いかもしれません。
写真の腕が上達すれば、お宮参りや七五三といった子どものお祝い事も、自分たちで撮影することができるようになります。
七五三などの撮影をプロに依頼する場合は、総額10万円/回を超える場合もあり、子どもが何人もいる場合は、撮影代だけで数十万円の出費になることも少なくありません。
育児休業中の時間を活用して、写真の腕を上達させておけば、こういった撮影代を抑えることができるメリットもあります。
2-23.自分磨きに励んでみる
育児休業中は、育児やお金に視点を向けるだけでなく、もっと自分自身に向き合って、自分磨きに励んでみる、という方法もあります。
子育て中心の生活が当たり前となり、自分磨きを諦めてしまっている方も少なくない世の中で、あえて自分磨きに励み、内面も外面もきれいな状態で保つことができれば、非常に魅力的な人になれるはずです。
自分磨きには、筋トレやストレッチ、ヨガといった、主に外面を整える行動と、食生活の改善や瞑想といった、主に内面を整える行動があります。
どのように自分磨きを進めていくかは、人それぞれですが、両面から磨いていくように心掛けると良いでしょう。
2-24.災害に備えて訓練してみる
また、普段の忙しい日々では、後回しになりがちな災害対策を進めておくこともオススメです。
避難場所や経路ルートの共有、避難グッズの備えができていない方は、その備えから始める必要があります。
その備えができている方でも、その備えで避難や生活ができそうか、実際に訓練してみることが大切だとされています。
また、災害対策と言えば、非常食に注意が向きがちですが、トイレや防寒対策も忘れてはいけません。
なお、乳幼児がいる家庭の防災対策については、「乳幼児のいる家庭の防災対策!必需品から備蓄例まで!」にて詳しく紹介していますので、参考にして頂ければ幸いです。
2-25.週末起業で独立してみる
続いて、夫婦のやる気があり余っている場合は、週末起業で独立してみることも面白いでしょう。
まずは、復職後の本業に支障が出ない週末起業で始め、うまくいきそうであれば、そのまま独立する、なんてこともできるかもしれません。
近場では、フルーツサンド店やドリンク店といった流行りにのった飲食店が印象的ですが、夫婦の得意を活かした事業でも問題ないと考えられます。
「夫婦で育児休業して、乳幼児を抱っこしながら週末だけ営業」というだけでも話題性が高く、口コミがどんどん拡大していくこともあるかもしれません。
2-26.家族の成長記録を作ってみる
最後に、育児休業の経験を含めて、家族の成長をしっかりと記録していくこともオススメです。
1年間丸々、家族全員が揃った写真を撮影できることは、育児休業の大きなメリットのひとつでもあります。例えば、1歳になるまで毎日同じ場所で同じように撮影して、子どもの成長記録を残す、といったことは、よく聞かれます。
写真の腕を磨くと共に、家族全員の成長を記録してみてはいかがでしょうか。
3.夫婦で育児休業する際にやってはいけない注意点
続いて、夫婦で育児休業する際にやってはいけない(夫婦喧嘩の原因になる)行動について、少しだけ紹介しておきます。
なお、ここで紹介する内容は、あくまで一般的には避けるべき行動、というだけであって、家庭によっては容認される場合もあるかもしれません。
3-1.育児が後回しにならないように
本記事で記載するほどのことではないかもしれませんが、育児が後回しにならないように注意しましょう。
例えば、日本(世界)一周旅行をしたい為に、子どもの予防接種が遅れてしまったり、離乳開始が遅れてしまったりと、子どもの健康や成長に影響を及ぼすようなことがないように注意しましょう。
3-2.個人プレーばかりにならないように
また、片方がルーティンや自分磨きに専念し始めると、自然ともう一方に育児の負担がかかるようになります。
「自分磨きをしたい」「家族の為に転職したい」といった様々な理由から、限られた時間をできる限り有効活用したい気持ちは理解できますが、あくまで大前提の"育児のために休業している"ということは、忘れてはいけません。
もう一方が育児以外にすることが無い(趣味ややりたいことがない)からといって、育児を全て押し付けるようでは、育児休業した本来の意味が無くなってしまいます。
育児も趣味も遊びも全て、個人プレーが目立ちすぎないように注意しておいた方が良いかもしれません。
3-3.赤ちゃんの健康被害が出ないように
最後は、当たり前のことかもしれませんが、赤ちゃんの健康被害が出ないように、細心の注意を払うようにしましょう。
予防接種や離乳時期の遅れによる赤ちゃんの健康被害は、誰でもイメージしやすいかもしれませんが、特定の行動による健康被害は意外と知られていないことがあります。
例えば、今回はあえて紹介しなかった"登山"を例にすると、小さな赤ちゃんは高山病になっても、それを伝えることができず、どんどん症状が悪化してしまうリスクがあります。
その他、各地のキャンプ場でキャンプをする場合は、日本脳炎の原因である蚊が潜んでいるリスクもあります。
赤ちゃんを連れて外出する際は、大人だけで行動する場合とは、リスクが異なっていることに十分に注意しておきましょう。
4.育児休業を家族全員の貴重な経験にしよう
最後に、小さな子どもを連れて行動することは、様々なリスクや大変さがあります。
しかし、その一方で、夫婦で育児休業という貴重な時間を使い、乳幼児に対する知識を深めながら、家族全員で楽しむ環境づくりをしていくことができる、とも言えます。
日々の忙しさに追われている家庭では、「何かをしたい」と思いついても、なかなか実行まで移せないことも少なくありませんが、夫婦で育児休業している家庭であれば、実行まで移すことができるはずです。
最後は少し余計なお世話になってしまったかもしれませんが、家族全員で過ごす貴重な時間を最大限に楽しめることを願っています。